オヤツを活用して老犬も元気に歩こう
歩くモチベーションを保って老化も防止しましょう
目次
人も犬も足腰は弱る
人も犬も老年期になると足腰の筋力が落ちてきます。
そうなると歩くのがおっくうになってしまうものです。
「うちの子はなかなか歩いてくれなくて…」
と悩む老犬の飼い主様も多いのではないでしょうか。
そこで提案したいのが
オヤツを活用して歩いてもらおう
ということです。
オヤツを目指して!
ここで登場してもらうのは12歳のブル・テリアの女の子、サコちゃんです。
高齢に加えて関節炎も有しています。
なので、なかなか自分では歩きたがりません。
リードを引いても、切ない目で
「歩きたくない」
と訴えます。
そこで一工夫。
歩道の縁石にサコちゃんが大好きなオヤツを置きます。
サコちゃん、臭いでオヤツを探しながら自然と歩き出します。
見事にたどり着きました。
この間、リードはほとんど引いていません。
オヤツが好きな子は、このような工夫で
『自主的に歩く』
ことを促すことが期待できます。
オヤツを置く位置も考えてあげる
老犬は頭を下げるのもしんどくなります。
オヤツを地面に置くと食べにくくなってしまいます。
顔の位置に近い高さにオヤツ置くことで
- 見つけやすく
- 食べやすく
してあげることが出来ます。
自力で歩くことが寝たきり予防にも
歩くのがおっくうになるとますます筋力が落ちてしまいます。
愛犬が嫌がるからといって歩かないでいると
- 筋力の低下
- 寝たきりにつながる
- 全身の血流の停滞
といったデメリットがあります。
歩くことは
「足腰の筋力の維持」
だけではなく
「全身の血流を促進する」
という意味でも大切です。
鼻を使うと頭も元気に
オヤツを探してクンクンと鼻を使うことは
脳の活性化
にもなります。
無理矢理に臭いを嗅ぐのではなく
好きなオヤツを探し回る
というのが大切です。
何もしないで寝ているだけだと、
身体だけでなく頭の方も老化が進んでしまいます。
好きな物を探して嗅覚を使う
ことは頭の老化も予防にもなります。
「歩きたくない…」もわかるけど
「おっくうで疲れるから歩きたくない」
「節々が痛む」
という愛犬の気持ちも理解できる面もあります。
しかし少しでも長く元気でいてもらうために
楽しみながら自分の足で歩くための工夫
をしてあげたいものです。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
佐々木ドッグトレーニングのホームページ