『依存症』や『分離不安』はどの子にもある?
目次
飼い主がいないと不安…
- 飼い主が好き
- 飼い主に頼りたい
- 飼い主がいないと不安
という気持ちが強いあまりに、
- 飼い主の姿見えなくなる
- 一人で留守番
という時に、飼い主が戻ってくるまで
- 吠え続ける
- 家具を壊す
- 部屋のあちこちで粗相をする
といった問題行動を起こしてしまう場合があります。
このような行動をすることを
『飼い主依存症』
『分離不安』
ということがあります。
指摘されると落ち込む飼い主さんも
動物病院の先生やドッグトレーナーから
「この子は依存症(分離不安)ですね」
と言われたことがある、という飼い主様もいるのではないでしょうか。
専門家からそのようなことを言われると
「うちの子は問題児なんだ…」
と落ちこんでしまう飼い主様もいるかもしれません。
飼い主に依存するのは当然?
愛犬が飼い主のことを好きになるのは当然のことです。
好きであれば、
- 一緒にいると安心
- 離れると不安
という気持ちになるのは自然なことだと思います。
依存症や分離不安は飼い主に対する、
そんな感情が引き起こすといえます。
ということは、程度の違いこそあれ
『依存症や分離不安の要素はどの子にもある』
というのが僕の考えです。
感じ方が違えば反応も違う
例えば飼い主が出かけて留守番をする場合
- ただ見送るだけ
- 鼻をクンクン鳴らす
- 足元にまとわりつく
- 一緒に出ていこうとする
- 飼い主が出ていった後も吠え続ける
等々、程度の違いはあっても何かしらの反応を示すと思います。
これらは、飼い主がいなくなることから生じる
- 寂しさ
- 不安感
という感情によって引き起こされるといえます。
不安や寂しさを感じる度合いはそれぞれです。
弱ければ飼い主が出かけて少しすれば落ち着くでしょう。
強ければなかなか落ち着かないでしょう。
声が出たとしても鼻をクンクン鳴らす程度でおさまるかもしれません。
感情が高ぶって吠えてしまうかもしれません。
同じような場面・状況であっても感じ方はそれぞれです。
それに対する反応も愛犬によってさまざまです。
良いとか悪いとかではなく、
『その子なりの性格・反応の現れ』
だと思います。
飼い主さんがネガティブになり過ぎないで
とはいえ
- 日常生活に支障が生じる
- 近所に迷惑をかけてしまう
といった場合は改善に取り組む必要があるでしょう。
その際には、
『うちの子は問題児』
というネガティブな認識ではなく、
『うちの子は感情の表出が強いタイプの子』
という、ある意味で客観的な認識をもって取り組んで欲しいと思います。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
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