グループレッスンで気をつけたいこと① ~周りと比べ過ぎない~
グループレッスンに参加する時に気をつけたいこと(心構え?)
目次
グループレッスンって?
グループレッスンとは、
複数の飼い主と愛犬が一緒にトレーニングを行う
という形式のトレーニングです。
- 動物病院
- ペットショップ
といった施設で行われるケースが多いようです。
- 施設に常駐のスタッフ
- 外部のドッグトレーナー
といった専門家が教えてくれます。
パピーパーティー
(同じくらいの月齢の仔犬とその飼い主さんが集まって触れ合う)
も、広い意味ではグループレッスンに入るかもしれません。
グループならではのメリット
- 飼い主さん同士で交流がある
- 愛犬同士で触れ合える
等は、グループでレッスンをするメリットだと思います。
他の飼い主さんと愛犬が練習する様子を見ることで、
参考になることも多いでしょう。
“グループならでは”の気をつけたいことも
そんなメリットがあるいっぽうで、
グループでレッスンするがゆえに気をつけたいこと
もあったりします。
グループレッスンの進み方
グループレッスンでは、
『個々の課題や問題に時間をかけて取り組む』
というよりも、
『同じ課題を順番に取り組んでいく』
というパターンが多いです。
例えば飼い主さんと愛犬のペアが
A・B・C
の3ペアあるとして
Aが「お座り・マテ」の練習:BとCは見学(待機)
↓
Bが「お座り・マテ」の練習:AとCは見学(待機)
↓
Cが「お座り・マテ」の練習:AとBは見学(待機)
といった具合で進んでいくパターンが多いと思います。
他の子と比べちゃう
するとどうしても、
- 覚える早さ
- 集中の持続力
- 飼い主さんと愛犬の呼吸の合い具合
といったところに違いが出てきます。
中には、
「他の子は上手に出来るのにうちの子は出来ない…」
「あの子は真面目にやっているのに、うちの子はふざけてばっかり…」
「あの子はあんなに楽しんでるのに、うちの子はちっとも楽しそうじゃない…」
「あの飼主さんはしっかりコマンドが言えてるのに、自分はちゃんと言えない…」
等々、他の飼い主さんや愛犬と比べてしまって、
ネガティブな考えになってしまう方もいるようです。
違いがあるのは当たり前
- 犬種
- 性格
- 好み
- 生活習慣etc…
が違うのですから、
同じ内容に取り組んでも違いがあるのは当たり前だと思います。
それはあくまで
『違い』
であって、良い悪いの
『差』
ではありません。
周りと比べてしまうのは仕方がない面もあるとは思いますが、
自分や愛犬のことを必要以上に低く考えないようにしたいものです。
意外とみんな同じ
他の飼い主さんや愛犬の様子を見て、
「息があっているな」
「あんな感じでやれうちの子も出来るかな」
とポジティブな意味で参考にするのは、とても良いことだと思います。
また、お利口に見える子やしっかりしているように見える飼い主さんでも、
意外と自分や愛犬と同じような面があったりするものです。
他の飼い主さんとお話しすることで、
「同じことで悩んでいるんだ」
「うちだけじゃないんだ」
「そんな考え方もあるのか」
と、共感できたり、安心したりすることもあるでしょう。
優劣を決める場所じゃない
『グループレッスンは愛犬や飼い主の優劣を決める場所』
ではなくて、
『自分の考え方の幅を広げてくれる』
『愛犬の個性を再認識できる』
そんな機会と考えることで、愛犬との生活をより楽しいものになると思います。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
佐々木ドッグトレーニングのホームページ