散歩での引っ張り癖を何とかしたい! ~『元気』と『嬉しい』を発散させる~
散歩中の強烈な引っ張りに悩む飼い主さんに。
目次
毎日のことだからこそ悩みも深い
愛犬との生活の中で日々の日課となるのが散歩です。
そんなお散歩に関する悩みの中で多いのが、
『グイグイ引っ張られて困る』
というものです。
引っ張りを何とかしたい
少しでも楽にお散歩したい
という飼い主様の参考になれば幸いです。
引っ張られるのって色々と大変…
散歩中の引っ張り癖が引き起こす困ったことや問題は
- 腕や腰が疲れる
- 急に引っ張られると転びそうになる
- 手のひらがリードで擦れて痛い
- 指がリードに引っかかって突き指する
- 道路に飛び出しそうになって危ない
- 首輪や胴輪(ハーネス)がすっぽ抜ける
- ウ〇チが取りづらい
- 他の犬や人に突進して、相手に危険な思いをさせてしまう
- And more…
と沢山あると思います。
引っ張ることだけが問題なのではなく、
それに付随して沢山の困ったことが起きてしまうのです。
特に、
- ラブラドールレトリバー
- ゴールデンレトリバー
- ジャーマンシェパード
といった大きな犬種は力も強いので、悩みも深刻かと思います。
引っ張る理由は色々
犬がグイグイ引っ張ってしまう理由として
- 外に出ることが出来て嬉しい
- 元気・パワーが有り余っている
- 色んな物・匂いに興味がひかれる
- 知り合いの人や犬の所に行きたい
- 犬・人・車が怖くて逃げようとする
and more…
等々、色んな事が考えられると思います。
その中でも
- 外に出られて嬉しい
- 元気が有り余っている
にフォーカスを当てて
「こんな方法(考え方)もあるよ」
というお話していきます。
教えてあげるのは時間がかかる
引っ張り癖を改善するためのしつけとしては
- ツイテ
- アトヘ
- ヒール
といった
『人と一緒に(横に並んで)歩く』
コマンドを教えてあげる、というものがあります。
ただ、 散歩の中で活用できるようには、
時間がかかります。
『元気』と『嬉しい!』をいかに発散させてあげるか
そこですぐに出来る対策として、
- 庭(可能であれば室内でもOK)でボールやオモチャで遊んであげる
- 安全な道であれば一緒にダッシュしてあげる
- 身体を動かす芸(お回り・股くぐり・足跳び、etc)の練習・復習をする
といったことをお散歩前にやってみるのはいかがでしょうか。
『散歩の前に適度に疲れさせてあげる』
ということです。
「身体を動かしたい!」
という欲求や
「やった、お外に出してもらえた!」
という感情をまずは思い切り表に出させてあげます。
散歩コース中に公園や広場があれば、
そこでやっても良いでしょう。
その場合はロングリードや伸縮リードを利用して、
周囲に迷惑をかけないように注意してください。
『全く引っ張らなくなる』とはなりませんが、
『元気』や『嬉しい』を発散させてあげることで、
愛犬も少しは落ち着くことが期待できます。
便利なグッズも活用してみる
引っ張りを抑えることを目的として作られた、
首輪やハーネスといった商品も沢山出ています。
そういったグッズを使うのもありだと思います。
僕が知っている飼い主様の中でも使っている方がいます。
その多くが、散歩が楽になったとおっしゃっています。
「引っ張り防止 ハーネス」
「犬 引っ張り リード」
といったワードで検索すると、色々なグッズが出てきます。
『着ければおとなしくなる』
というものではなく、
『正しい使い方をすれば犬の動きをコントロールしやすくなるもの』
ということをきちんと理解したうえで使いましょう
自然な欲求は無くせない
たまった元気を発散させたい
感情を思いっきり表現したい
というのはごく自然な欲求です。
止めようと思っても止められません。
無くすこともできません。
それよりも欲求を満たしてあげる工夫をしてあげると良いと思います。
毎日のことなので大変だと思いますが、頑張ってください。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
佐々木ドッグトレーニングのホームページ