『音でビックリ作戦』は「音慣れ」に注意
やりすぎると効果がなくなってしまうという話
缶にコインを入れる
- とびつく
- 吠える
- 甘噛み
といった困った行動のしつけ方法として
『大きな音でビックリさせる』
という方法があります。
音を立てる方法としては
『缶(片手で握るサイズ)に金属片(コインやボルト)を入れて強く振る』
というのが一般的です。
この
『音でビックリ作戦』
の時に気をつけたいのが
愛犬が音に慣れてしまう
ということです。
即効性が高い
この『音でビックリ作戦』、
はじめのうちは効果が抜群のことが多いです。
悩みの種である
- 甘噛み
- 無駄吠え
といった問題行動が、音を鳴らした瞬間に止まってくれます。
『即効性が高い方法』
ではあります。
実はこの
『即効性が高い』
というのがミソ、というか落とし穴。
はじめのうちは効果抜群でも…
すぐに効果が出る、
というのは使う側としてはとても便利です。
便利なので、使う機会が多くなりがちです。
そうすると、愛犬は同じような音を何回も聞くようになります。
何回も聞いているとどうなるか。
はじめはビックリしていたのが、さほどビックリしなくなります。
結果、音を聞いても問題行動を
- 止めなくなる
- 一時的に止めてもまた繰り返す
となる可能性があります。
使う場合は『慣れない工夫』を
このように
『音でビックリ作戦』
には、
即効性というメリットがある反面
『音に慣れると効果が薄れる』
というデメリットもあります。
使用する場合は
- 使う場面を限定する
- 音の種類をいくつか用意する
- あえて使わない期間をもうける
といった
愛犬が音に慣れないための工夫
をすると良いでしょう。
一つの方法だけに頼らない
『音でビックリ作戦』
に限らず一つの方法に頼りすぎてしまうと
- 効かなくなった
- 通用しなくなった
- 愛犬が慣れてしまった
という時に困ってしまいます。
一つの方法に頼らず、色んな方法を組み合わせると良いでしょう。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
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