『食い意地が張っている』は立派な才能
貪欲なことは良いことです。
恥ずかしくないです
大概の愛犬は
「オヤツがもらえる!」
「ご飯の時間だ!」
と分かった途端に
- お座り
- マテ
といったコマンドをビシッとやるようになります。
そんな愛犬を
「うちの子は食い意地が張っていて…」
と、どちらかというと恥ずかしそうに語る飼い主様が多いようです。
しかし、
『食べ物に対して貪欲』
という性格は、
しつけに取り組むうえで大きな武器
となり得ます。
ポジティブな集中力を引き出せる
しつけやトレーニングの基本原理は
『こうすれば良いことがある』
を学習することです。
「お座り」のコマンドを聞く
↓
腰を降ろして座る
↓
ご褒美(オヤツ)をもらえる
を繰り返すことで、お座りのコマンドを覚えます。
この場合の良いことは
『オヤツをもらえること』
です。
食べ物に貪欲であるほど
「オヤツをもらうにはどうしたらいいのかな」
という集中力を引き出しやすくなります。
オヤツを上手に活用することで、
ポジティブな集中力を引き出す効果
が期待できます。
苦手・嫌いから気を逸らす
オヤツは『集中させる』ためだけでなく
- 苦手なこと
- 嫌いなこと
から気を逸らす効果も期待できます。
例えば
『足拭きが嫌いで噛んでくる』
場合、
オヤツをかじらせて意識を逸らせておく
↓
その間に足を拭く
という活用の方法があります。
『他の犬とすれ違う時に吠えてしまう』場合、
すれ違う時にオヤツを見せておく
↓
結果的に相手の犬を見ないので吠えない
という活用法が考えられます。
いずれの場合も食い意地が張っている程、
効果が期待できます。
おおいに活用しよう
このように、
『食い意地が張っている』
という性格も、見方を変えれば
- 新しいことを覚える
- 苦手や嫌いを克服する
といったことに役立つ立派な才能です。
恥ずかしがらずに大いに活用しましょう。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
佐々木ドッグトレーニングのホームページ