食事を邪魔されないためには?
食事中にテーブルに上がってきたり、盗み食いをしようとしたり…で困ってませんか?
目次
おちおちご飯も食べていられない…
「飼い主さんの食事中にテーブルに上がって困る」
「隙を見て盗み食いをする」
という話をよく聞きます。
中には、
「止めようととすると怒って咬んでくる」
というさらに困ったケースもあるようです。
これでは落ち着いて食事を楽しむこともままなりません。
愛犬による食事の邪魔、
何とかならないでしょうか?
物理的に邪魔できないようにするという発想
- テーブルに上がらない
- 飼い主の食事中は大人しくする
ということを愛犬に覚えてもらうためには、
根気と時間が必要な場合が多いです。
「今日の食事から何とかしたい」
という飼い主さんには、
物理的に邪魔することが出来ない環境を作る
ことをお勧めします。
『邪魔したくても出来ないようにする』
ということです。
食事中はハウスの習慣
『飼い主さんが食事中はハウス(ゲージ)の中に入っている』
という習慣にしてしまうのが、確実だと思います。
ハウスの中に入ってもらえば、
- テーブルに上がる
- 足元を歩き回る
といったこともありません。
飼い主さんも落ち着いて食事をすることが出来ます。
リードでつないでおく
『食事中はリードにつないでおく』
というのも有効だと思います。
- テーブルの足
- 重い家具
といったところに繋いでもよいですし、
丈夫な金具を柱や床に据え付ける
でもよいと思います。
『愛犬が食事の邪魔をしないように物理的に制限を加える』
という意味では、ハウスの中に入るのと同じです。
吠えちゃうときは?
とはいえ、いきなり
- ハウスに入る
- リードに繋ぐ
ということをすると、慣れないうちは
「出してくれー!」
「自由にさせてくれー!」
と吠えて訴える子もいると思います。
そんな時はどうすれば良いでしょうか?
食事が終わるまで無視を決め込む
これは食事中に限らず、ハウストレーニングに取り組む上でのセオリーだといえます。
「吠えても出してもらえない…」
というあきらめの境地に達するまで、
愛犬がいくら吠えて訴えても相手にしないのが基本です。
- 声をかけない
- ハウスに近づかない
のは勿論、
『食事中は目線も送らない』
くらい徹底する覚悟が必要な場合もあります。
散歩とご飯を済ませておく
テーブルに上がろうとするのは、
おいしいものがある
と分かっているからです。
そして、お腹が空いていればいるほど、
おいしいものが欲しくなります。
『愛犬のご飯を先に済ませておく』
というのも食事の邪魔を防ぐ効果が期待できると思います。
ご飯の前にお散歩(運動)をしておくと、さらに効果的です。
運動して疲れる
↓
ご飯を食べる
↓
まったりする(眠くなる)
というのは人も犬も同じです。
お散歩とご飯を先に済ませてまったりしてもらうことで、
食事の邪魔を防ぐことが期待できると思います。
「飼い主より先に食べさせても良いの?」
と心配な方のための参考記事
ご飯の順番は飼い主より先?後?
時間をかけて習慣化
『テーブルの上にはおいしいものがある』
と一度学習してしまった子に
- テーブルに上がらない
- 食事中は大人しくする
という習慣をつけてもらうのは時間がかかります。
室内で自由な状態(フリーな状態)だと、
- 素早く逃げ回る
- 盗み食いを止められて興奮する(怒ってくる)
等々、中々思うようにいかないことが多いです。
食事を邪魔されたりすると飼い主さんもつい
「イラ!」
としてしまうかもしれません。
ゲージやリードをうまく利用して、
邪魔したくても出来ない環境を作ってあげる
というのも、
- 愛犬の行動を制御する
- 飼い主さんの労力を減らす
うえで有効な方法の一つだと思います。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
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