しつけ=おとなしく(従順に)する?

しつけで愛犬の性格は変わりません、というお話です。

よくあるしつけに関する思い込み

しつけに取り組む動機は様々です。

  • 散歩時の強烈な引っ張り
  • 好きな人へのとびつき
  • いたずらや家具破壊

といった
『愛犬がとても元気が故の悩み』
がきっかけという飼い主様も多いと思います。

そのような飼い主様の話をお聞きしていると
「もう少しおとなしくなって欲しい」
「トレーニングをすればおとなしくなりますか」
という言葉を耳にすることがあります。

そんな時に僕が言うのが
しつけで愛犬はおとなしくはならない
です。

愛犬の個性は変えられない

例えば愛犬が
『お座り』
『伏せ』
を覚えてくれたとしても

ハチ公像
スフィンクス

のような

  • 何があっても微動だにしない
  • どんなことにも感情が左右されない

ような犬にはなりません。

  • 嬉しい時に跳びはねたくなる
  • 楽しい時に走り回りたくなる

という個性は変わらないのです。
「コマンドを覚える=おとなしい(従順な)性格になる」
という考えは捨てた方が良いと思います。

元気は『抑え込む』よりも『発散させる』

元気な子のしつけに取り組む際に大切なのは

  • おとなしくさせる
  • 抑え込む

ということよりも

  • 元気(エネルギー)をどう発散させてあげるか
  • 『元気な性格』とどう付き合っていくか

ということだと思います。
そのことが愛犬の落ち着きにもつながります。

まずは個性を受け入れる

飼い主さんの嘆きでよくあるのが
「こんなに元気な子だと思わなかった…」
という話です。

元気いっぱいの子に付き合うのは確かに大変です。
でも嘆いたところで性格は変わりません。

上手に付き合っていくためには、
まずは愛犬の個性を受け入れる
しかないと思います。

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