「愛犬のご飯は飼い主が食べ終わってからあげるべき」は本当?
目次
『上下関係をはっきりするために犬のご飯は飼い主が食べ終わってからあげた方が良い』
という話を見聞きしたことがあるかもしれません。
本当にそうなのでしょうか?
飼い主と愛犬の関係性がいわゆる
「上下関係」
なのかどうかはとりあえず置いておくとします。
ここでは、
ご飯を食べる順番がお互いの関係性に影響があるか
について書いていきます。
先に結論を書いてしまうと
ご飯を食べる順番は飼い主と愛犬の関係性にほぼ影響はない
です。
犬の祖先であるオオカミをはじめとした野生の肉食動物の群れの食事のスタイルが
というシーン、動物番組などを見ているとよく出てくると思います。
野生動物の場合はいつ獲物が取れるか分からない不安定な生活です。
目の前の食事にありつくかどうかは生死に直結する問題です。
『力のある者が先に栄養のある部分を食べる』
というのは、群れが生き残るうえでも有効な戦略だと思います。
『食べる順番が飼い主と犬の関係に影響を与える』
という考えは、こんな野生動物の食事の様子が根拠になのだと思います。
しかし、
飼い主と愛犬は野生で生活しているわけではありません。
一つの獲物を分け合って食べているわけでもありません。
飼い主と愛犬は別の物を食べているという家庭がほとんどだと思います。
同じお皿に入ったものを分け合って食べるというのではなく、
と別々に食べるのがほとんどだと思います。
このようにそれぞれが別の場所で別の物を食べるのであれば、
「自分が先に食べるんだ!」
「相手はもう食べ終わったかな?」
と考えることはほぼないでしょう。
相手の食事について考えない
↓
関係性に影響を与えることもない
というのが僕の考えです。
のどちらでもよいと思います。
健全な関係性を保つうえで大切なのは
「どちらが先に食べるか」
に気をつけることよりも
という食べ方の習慣をつけることだと思います。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
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