せっかく覚えてくれたコマンドを忘れないようにするには?
目次
頑張って覚えてくれたコマンド。
忘れないように(しっかり身に付ける)ためには、
繰り返し復習することが大切です。
とはいえ、ついついさぼってしまいがち…
久しぶりにやってみたら、
「あれ?忘れちゃった?」
みたいになってしまった、という方も多いのでは。
繰り返し復習することが大切といっても、
「頑張って毎日練習するぞ!」
と張り切り過ぎると長続きしない、
というのはよく聞く話です。
飼い主さんが張り切っても愛犬の方が今一つやる気になってくれない、
というのもあるある話です。
では、覚えてくれたことがしっかりと身につくように、
どんな工夫をすれば良いでしょうか。
『楽しいことや好きなことと結びつける』
というのはとても有効です。
多くの愛犬は遊ぶことや運動することが好きでしょうから、
それらと覚えたコマンドを結びつけるという考え方です。
お散歩で公園や広場にいくと走りたくてウズウズする子もいると思います。
そんな時に、
「お座り・マテ」
が上手に出来てから(しっかりと目を見てくれたら)、
「ヨシ!」「GO!」「RUN!」
といった
『OKの合図』
で思い切り走らせてあげる、というのも良い方法です。
毎日のお散歩の中で
ちゃんとお座りのマテをする
↓
好きなこと(走ること)が出来る
を繰り返すことで、
お座り・マテ
がしっかりと身につくことが期待できます。
「やりたいことがあってもOKが出るまで我慢しよう」
という意識も身につくことが期待できます。
※安全のためにリードは外さないようにしましょう。※必要に応じてロングリードや伸縮リードを活用しましょう。
ほとんどの子がオヤツのことが好きだと思います。
オヤツを隠して探させてあげる
『オヤツ探し』
は犬が本来持っている探索本能も刺激するので、とても楽しい遊びです。
ここでも一工夫。
オヤツを隠す前に
『お座り(伏せ)・マテ』
↓
隠している間はそのまま我慢
↓
隠したら愛犬のそばに戻る
↓
しっかりと目を見てくれたら
『OK合図』
で探させてあげる
ということを繰り返すことで、
お座り(伏せ)・マテ
がしっかりと身につくと同時に
『その場でじっと我慢』
の意識も身につくことが期待できます。
覚えたことがしっかりと身につくためには、
繰り返し復習すること、つまり
『習慣化』
がとても大切です。
しかし頑張り過ぎたり張り切り過ぎたりしても、
逆に習慣化には結びつきにくいものです。
(ダイエット・勉強etc…)
といった感情を伴うことの方が習慣化しやすいのは、
人も犬も同じです。
『お互いが楽しめることとコマンドをセットにする』
という工夫をすることで、
『覚えたコマンドがしっかりと身につく』
ことが期待できると思います。
※最後まで読んで頂きありがとうございます!
佐々木ドッグトレーニングのホームページ